なぜ?歯科医院でX線写真を撮るの? 歯の治療にエックス線は必要? |
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虫歯(カリエス)になると、歯の表面が黒くなったり、歯が溶かされて穴があいたりします。虫歯がどこまで広がっているのか、肉眼では見えません。虫歯の進行範囲、歯周病の進行度合いや、肉眼で見ることのできない歯の根、骨の状態など、できるだけ多くの情報を得るためにエックス線撮影をおこないます。 | ||
◆ 歯の表面が黒っぽく透けて見えているだけで、どのくらいの範囲の虫歯かは肉眼ではわかりません。エックス線で確認すると歯と歯の間から虫歯になっていることがわかります。 | ||
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◆ 歯肉が腫れていますが、肉眼だけでは原因を確定できません。エックス線で見ると歯の根の先に膿があるのが確認でき、膿が原因で歯肉が腫れていることがわかります。 | ||
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◆ 金属を被せてある歯は、歯肉の腫れもなく、それほど悪い状態には見えませんが、エックス線で見ると歯周病が進み、歯の周囲の骨が減退しているのが確認できます。 | ||
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エックス線というと、放射線を気にされる方も多いでしょう。歯科のエックス線の場合は、人が日常生活をおくる上で1年間に自然に浴びる放射線量「自然放射線」の1/100以下という、非常に微弱なものと言われています。さらに、デジタルレントゲンは、従来のものと比較して照射量が最大1/10程度と低くなっています。また、歯科で扱うエックス線は、照射部位(面積)が狭く、照射野(場所)も臓器などから離れていて、さらに撮影の際は、放射線を通しにくい鉛の入った防護エプロンを装着するため、身体への影響はほとんどないと言えるでしょう。 エックス線は、思っていたよりも安全なものです。 エックス線画像の情報を得ることで、より適切な診断をおこない、より安全に治療をすすめていくことができます。必要不可欠と言っても過言ではないでしょう。 |
2010.03.11更新
レントゲン
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