タバコは歯周病の危険因子!
タバコに含まれる有害物質の代表的なものが、ニコチン、タール、一酸化炭素です。一酸化炭素は 血液中でヘモグロビンと結びつく性質があります。本来ヘモグロビンは酸素を取り込み全身に運ぶ役割ですが、喫煙者のヘモグロビンは一酸化炭素に奪われてしまうため、酸素を嫌う歯周病菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。ニコチンは血管を収縮し血液循環を悪くするため、歯肉に十分な栄養や酸素がいき届かなくなります。そのため細胞の新陳代謝が悪くなり歯周病菌に対する抵抗力が低下し、歯周病の進行スピードを速めてしまいます。また、歯肉が炎症を起こしていても血流が悪いため出血が抑えられるので、気が付かないうちに症状が進行してしまいます。免疫機能の低下によりなかなか症状が改善されず、歯が自然に抜けてしまうような重度の歯周病に進むことも多くあります。さらに血流障害は、喫煙者特有の歯茎のメラニン色素沈着による黒ずみをひきおこします。タールは フィルター に茶色く付着する「ヤニ」のことで、歯面にべったり付着するため、その上にプラーク・歯石が付きやすくなります。またタール独特の臭いを発し口臭の原因にもなります。そして・・・タバコは歯だけではなく身体全身に影響をあたえる、ということは言うまでもありませんね。。。
1本タバコを吸うと、 ビタミンCの1日の必要量の 約半分が使われてしまうとか。。。 |