まめ知識ブログ

2009.06.24更新

  
好発部位
  虫歯になりやすい歯
 
 
 ① 下顎第一大臼歯
 ② 上顎第一大臼歯
 ③ 上下顎第二大臼歯
 ④ 上顎小臼歯
 ⑤ 上顎中切歯
  

その後に、上顎側切歯下顎小臼歯下顎前歯・上顎犬歯という順番です。
下顎の第一大臼歯(親知らずを入れて奥から3本目)が虫歯になる率が1番高く、下顎の前歯部が1番低くなっています。
奥歯は食物を噛んですりつぶすために、四角い形をしていて、溝がたくさんあります。溝は食べ物のかすが停滞しやすく、歯垢(プラーク)を作りやすい環境になります。また、その溝の深さや形は個人差があり様々で、磨いているつもりでも歯ブラシで清掃しきれず、虫歯になってしまいます。
下顎前歯の裏側には唾液を分泌する大きな腺があり、いつも唾液が出ています。さらに、舌の動きにも助けられ、食べ物のかすも残りづらいため、下の前歯には虫歯は少ないということです。

 

歯面の三大好発部位
   
  ① 歯の溝
  ② 歯と歯の間
  ③ 歯と歯肉の境目

歯の形や溝の深さは歯によって違います。歯自体も1歯1歯で形や大きさも違い、並びかたも色々です。口の中全体を同じように磨いていては、自然と歯ブラシがあたらないところができてしまいます。ご自身の歯の形、歯並びをよく知った上で、歯ブラシがあたりにくいところは意識して、特に時間をかけて丁寧に磨きましょう。 
 
◆ 実際に虫歯になってしまう原因は、単純に虫歯になりやすい部位だからということだけではなく、いくつかの要因があります。歯の質、唾液の量と性質、虫歯の原因菌の量、飲食の回数、などによって変わってきます。口腔内の状態、歯並びにも大きく左右されます。
虫歯になりやすい歯、なりやすい歯面を意識して、ご自身のお口の中の環境にあった歯ブラシや歯間ブラシなどを使用して、徹底した歯磨きを心がけましょう。

◆ 乳歯や生え始めの永久歯は、エナメル質表面の結晶構造が脆く、虫歯になる率が高くなっています。特に6歳臼歯は複雑な形態をしているため、かみ合う面の溝の部分が虫歯になることが多くなります。保護者の方は子供の歯のケアに気を付けてあげると良いでしょう。

投稿者: 松島歯科

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